ブルーベリーの植え替え方

 

苗で購入したり、年数が経つと鉢を大きな物に変えたりという植え替えの作業が必要になります。

 

農園での植え替え作業の様子をご紹介します。

 

こちらの二つを植え替えします。

 

準備する物

・ピートモス

・赤玉土

・植え替え用の鉢

・鉢底用のネット

・ピートモスを濡らす為の大きめの容器

・ピートモスを濡らす為の水

 

ピートモスの準備

 

◇ピートモスとは?

ピートモスとは、水気の多い場所で育った植物を細かく砕いて乾燥させた土で、主にコケ類を原料としています。ピートモスは強い酸性を示します。ブルーベリーは酸性寄りの土でよく育つ植物ですのでピートモスを多く使って植えつけます。

乾燥しきったピートモスは最初の吸水に時間がかかるのでしばらく水につけておく必要があります。

 

では、作業開始です。

ピートモスは圧縮されているので、まずは袋から出して足で崩します。

砕けるとサラサラの粉々になります。

1袋300L分完了です。

 

赤玉土(1袋16L)を2袋混ぜ込みます。

一度に入れると混ぜにくいので、1袋を2回に分けて混ぜます。

まずは左半分から。

次に右半分に混ぜ込みます。

ピートモスと赤玉土を混ぜ終わりました。

 

次は吸水させます。

表面上は濡れているように見えますが、下の方はカラカラなので蓮口を突っ込み下にも水を入れます。

足で踏みしめてよく混ぜます。

完成。

 

ここまでに約30分程かかりました。

 

いよいよ植え替えです。

ポットから苗を出します。

 

大きく崩す必要はありませんが、表面のコケや草があれば取り除きます。

根も少しだけほぐします。

鉢に排水用の穴が空いているので、虫の侵入を防ぐ為にネットを敷きます。

その上に先ほどの土を少し入れます。

苗が飛び出さず、少し新しい土が被る高さに置きます。

まわりの隙間に土を入れていきます。

 

完成です。

ウォータースペースを必ずあけてください。

ウォータースペースとは水遣りのときに水があふれ出ないようにするための鉢の上部の空間のことです。

 

 

次も同じように植え替えます。

鉢にあいている穴はすべてネットでふさぎます。

品種名がわかるように名前の札を必ず入れておきましょう。

追加で購入するときに参考にするためにも、品種名はわかった方がよいです。

完成です。

素焼き鉢は通気性が良いため、根には良いのですが、乾きやすいので注意が必要です。

 

ブルーベリーは乾燥に弱いので水切れに注意してください。

植え替え後はたっぷりと水をやって土を落ち着かせます。